3975706 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

15、子連れでスイス・アルプス三大名峰(1)

2012年7月 ハイキングを楽しむ、ヨーロッパアルプス3大名峰と氷河特急の旅

★成田に前泊 & 成田空港のこんなサービス★

子連れだし、翌日のフライトも早いため、成田空港敷地内に唯一あるという、成田エアポートレストハウスに前泊。

なんと成田空港から徒歩圏内!という便利なロケーションでしたが、子連れでは無理なので、無料シャトルバスを利用、かなり近い印象です。部屋もスーツケースをば~んと広げても全然問題無し。広々~

ホテルに入る前に、空港で軽く食事をしてから、連れの希望で、空港内の美容院に行きました。カット&シャンプーは2,700円程度と手頃です。
私達が訪れたのは第二ターミナル内の美容院でしたが、第一ターミナルにも理容室があり、女性でもokとのことでした。

行き慣れた美容院もありますが、チェックインまでちょっと時間があったので。こういうサービスも悪くないと思いました。

ネイルサロン(ネイルクイックなど)や、足ツボマッサージやリフレクソロジー等々、色々なサービスがあるので、成田空港で遊ぶ時間をわざわざ作ってもいいかなと思いました。
とはいえ、いつもはお土産買いのラストスパートがかかっちゃってそれどころではないのが現実ですが

6180 6185 
ホテルの部屋から飛行機が見えました

6181
美容院は予約も受け付けているとのことですが
私達が行ったときはお客様はいなかった


★いよいよ出発★
チャーター便のパッケージツアー、旅行会社の団体カウンターにてチェックイン。さすが手際が良く、ちゃっちゃっと済みました。出国までの待ち時間に、開店したばかり?とかいう「おぼんでごはん」で朝食。
鯛茶漬けに、まぐろ&アボガドの和え物を頂きました。
だし汁で食べるお茶漬け、とても美味。

6186 6182

6183 6184
フライト前の茶漬け、クセになりそう



★ルツェルン1日目・湖畔ディナー★

添乗員さんにアテンダントさんたちがとってもリラックスした雰囲気で、快適な空の旅を経て、チューリヒの空港に到着。

バスに揺られて約1時間。ルツェルンのホテルアストリア にチェックイン。お部屋は広くて新しくて旧市街にも徒歩圏内。便利で機能的でした。早速 すぐそばの湖までお散歩。有名なカベル橋を渡ると、旧市街に。中世の古い町並が美しく、あぁ欧州に来たんだなぁと 旅気分が上がります。

湖畔沿いにたくさんのレストランやカフェが立ち並んでいて良い雰囲気。寒くも無く暑くも無い。せっかくなので、湖畔のレストラン「Pfistern」にて最初の晩餐。

オススメは?と聞くと「これ」といってもってきてくれたのが 「ルツェルナー・クーゲリパステーテ」というルツェルン名物のお料理。
細切り仔牛肉やマッシュルーム等の入ったクリーム煮をパイケースに入れた郷土料理の1つだそうです。

私達は3大+1小の4人グループ、2皿&サラダをシェア。

パステーテは美味。クリームながらゴテっとしていなくて味付けもちょうど良くかなり美味。もう一品は 酒の肴系・・・もともと塩気の濃いソーセージに、さらにブラウンソースがごってり乗ってて かなり濃ゅ~うい印象です。サラダもビッチャビチャのドレッシングに具沢山で濃い~ぃ。

スティッチはキッズミール(チキンナゲット&フレンチフライ)・・・なんだか[その土地らしく]ないけど、本人が美味しく食べているしいいか。ほっくほくの揚げたてでした。

6187 6188
青と白のはルツェルン州旗
九州ほどの広さのスイス、26もの州が集まっている連邦国家だそう

6191
カベル橋。よく見えないけれどお花でいっぱい

6190 6189

6192 6194
クーゲリパステーテ(左)とソーセージ
大きさとその強烈なルックスに驚き
味もかなり主張が強かった

6193
ぬりえをもらってゴキゲン



★2日目・ルツェルン旧市街★

起きたら なんと、雨でした。かなり焦ったけど、ウェルカムシャワーの洗礼と前向きにとらえ。。。

朝食はホテルでバイキング。瑞西らしくチーズの種類が多い。朝からボリューミー 

今回 全都市のホテルともに バスタブ付き且つハンドシャワーがついていて しかもとってもキレイ。水回りがかなり快適でした。

さて荷物を積み込みルツェルン市内観光。出かける時は雨脚が強かったものの 散策の頃までにはフェイドアウト。ほっっ 

旧市街はガソリン車や大型バスは入れません。徒歩での散策でした。

前日も訪れた カペル橋(Kapell brucke) を再び渡って、ライオン記念碑 へ。
雨に塗れた 瀕死のライオン像(嘆きのライオンとも)強さの象徴であるライオンの弱々しく悲しげな佇まい、それはそれは美しかった。眠るような表情ですが、左側から近寄って見ると泣いているかのよう・・・まだ息をしているような臨場感に、身が震えました。

6195 6196
カペル橋。ヨーロッパ最古の屋根付き木橋だそうで、内側の上部にはルツェルンの歴史についての一連の絵が描かれています

6197 6198
背中に刺さっているのは折れた矢、深く深~く貫通しているのだという



★2日目・ブリエンツ湖クルーズ★

ルツェルンを離れ、いかにも瑞西らしい風景を眺めながら、木彫りの街ブリエンツBrienzに到着。JOBIN社の木彫り工房を訪れましたが・・・週末で職人さん達は皆お休みでした。残念。

ブリエンツ湖畔でランチをした後は インターラーケンまで約1時間のクルーズです。湖は、「エメラルドをミルクに溶かしたような」とどなたかが形容していた通り とても美しい色。石灰質?よく火山の近くにある湖がこんな感じですが
聞くと、氷河が岩盤を削って出来た色だそうで「グレイシャーミルク」と呼ばれているそうです。

スティッチは景色というより、いつもと違う乗り物の探検に忙しかった様子。ほとんど揺れが無かったので大人達はゆったりお茶をしてました。

6199 6200

6201 6202
滞在中よく飲んだのが「リベラ(rivella)」という乳酸ソーダ
カルピスソーダ?とジンジャーエール?(ジンジャー入ってませんが)の中間
なかなか美味でしたが微妙・・・
画像は無いけど白身魚のムニエルを食べました、、、フィッシュアンドチップスぽかった。スズキの一種らしい

6203 6204
JOBIN社の工房
手作りなのでどれもお値段が張ってました
熊の木彫りがあって、祖母が昔お土産でくれた北海道土産に似てましたが、北海道の鮭をくわえた木彫熊はここから学んだのだそうです!!

6205

6206

6207
船着場から上がったところに古城?と思ったらホテル?

6208



★3日目・Wengen滞在~ユングフラウヨッホ観光とハイキング~★

ブリエンツ湖クルーズの終着駅インターラーケンからラウターブルンネン駅に移動、15分ほど列車に乗ってウェンゲン(Wengen)まで行きました。ここで2泊します。とても小さな街で、ガソリン車の乗り入れ禁止。空気がひんやりと澄んでいました。

ホテルのお部屋から「ベルナーオーバーラント三山」と呼ばれるアイガー、メンヒ、ユングフラウ山脈がかわるがわる見えました。山の天気、こっちに雲がかかっちゃったと思ったらお隣は晴れたり、コロコロと変わりやすい。

翌朝、ユングフラウヨッホへの起点となるクライネシャイデックまで約1時間半のハイキング。登りはさほど無く、ゆるやかな下りが中心で、途中登山ガイドさんから 花々の説明を受けながら 少し早足で歩きます。

娘のスティッチは、皆のペースが速いので途中途中で息が切れたり、ちょっと疲れた様子ではありましたが お菓子で釣ったり、途中やぎを見たり、なんとか付いて来れました。あの愚図グズちゃんがここまで来れただけでもよしとしないと・・・ 同行の皆に褒められて満足気

6212
半そでなのも今のうちだけ
翌朝のウェンゲンの気温は10度以下でしたから

6209 6211
山の中とは思えない豪華でクラシックな内装「Hotel Regina」
長期滞在する世界のお金持ちもいるのだそう★★★★★さすが五ツ星!
白老マダム達が優雅~にトランプに興じておりました

6210 6213
朝なんと北キツネを見ました。

6214 6217
クライネシャイデックにて。
ティピーハウスはレストラン、ここでランチ。
奥のミニティピはつながっていてなんと厨房でした

6216 6218
アクセスのしやすさから?スティッチより小さい子も来ていました
だからか、レストランやホテルに遊具の設備が
お願いして遊ばせて頂きました



★一般非公開のアイスバーとスフィンクス展望台★

ユングフラウ(Jungfrau)は、ユング=young、フラウ=lady 若い女性の意味だそうです。

メンリッヒェンからクラシャイデックまのハイキングの後、登山列車でユングフラウヨッホに向かいました。このユングフラウ鉄道は、2012年8月1日で全線開通100周年を迎えるのだそうです。

そのせいか、スフィンクス展望台のある複合施設トップオブヨーロッパは、とてもとても混んでいました。国籍も、アジア系、欧州系、米国系、中東系、、、と様々。

途中の停車駅では霧がかかってて視界ゼロ、と雲の中でしたが頂上に付いてその長めの美しさに言葉を失います。スティッチには初めての積雪、初めての氷河・・・ ピンと来てないようでしたが

一般非公開(予約のみ)の「アイスバー」へ。寒い~!当たり前ですが氷点下
このアイスドームにバー、本物の氷河をくりぬいて作られたのだそう。。。
氷を積み上げるイグルーと似てますがその構造が全く違います。

バーでのむスイスの白ワインは、寒い五臓六腑にしみる~ 気付に良し

スフィンクス展望台は標高3571m。欧州最大級のアレッチ氷河は世界自然遺産に登録されているのだそうです。天気が良かったけれど、少々息切れがします。標高のせい。スティッチは、、、途中途中ゆっくりとした深呼吸をさせたり、ゆっくり歩かせたり、高山病予防は欠かせませんでしたが 楽しんでいるせいか?苦しいとかは無かった様子。

ちなみに、私は小学生の頃「山ガール」でした。マイ登山靴やニッカーポッカー 持ってたほどですから。登山好きな両親に連れられて 八ヶ岳(北岳や、富士山の次に標高の高い赤岳まで!)など 山々を登頂した経験があります。薄~い空気を吸っているうちに色々思い出してました。達成感を味わうには幼く、つらかった記憶ばかりだったけど今から思うとよい経験だったかな?

6219 6220
アイスバー、バーカウンターも氷

6222 6223
ユングフラウ地方は、スティッチも私も大好きな「アルプスの少女ハイジ」のモデルとなった地域なのだそう。
宮崎駿氏もその一員だった 制作チーム がクライネシャイデックに宿をとり、日本のアニメで初めて海外ロケが行われたんだとか。。。まさに憧れていたアルプスの情景がそこにありました。



★4日目・絶景峠越え~氷河特急でツェルマットへ★

ラウターブルンネンからバスに乗って、グリンデルワルトを通過、夏季のみ通過可能なグリムゼル峠からフルカ峠をドライブ。素晴らしい自然の風景と雄大な山々をゆったりと眺めます。

フルカ峠のドライブインで休憩、お土産購入。スティッチが欲しがったうさぎの小さなぬいぐるみに「フルカちゃん」と名付けました。

6225 6226
フルカ峠にて


スイスは物価がとっても高いです。世界一っていう噂 ハワイなんて目じゃないほど。人件費が法律で高く設定されているのだとかで、なんと、一般的なウェイトレスの時給でさえも 2,200円強だって・・・驚き

さて、氷河特急に乗るアンデルマットの駅で 妹の友達と合流。さすが航空会社勤務、フランクフルト乗継からスイス国内は列車を乗り継いで一人でここまで。

ところが、アンデルマットの駅で 電気系統の故障とかで途中駅でストップしてたとか?で 20~30分以上遅れと言われました。飽きちゃうスティッチ、駅前にあった公園にGO!スイスの公園は、遊具が基本「木材」 らしいなぁと思いました。敷いてるのはコルクだったりして、森林浴以上に森の香りがします。

6227 6228
右はアンデルマット駅
カフェが併設されていて駅舎ぽくない


そしてツェルマットまで3時間ほどの氷河特急 花よりDVDのスティッチでしたが・・・

6229 6230

6231 6232
食堂車も雰囲気が抜群

6233 6234
フルカちゃんとともに・・・右はツェルマット駅
明日はここから マッターホルンに向かいます



★5日目・神が宿る!マッターホルンとゴルナーグラート★

マッターホルンは、頂上が角のように尖がっていて、非常~ぉに雲がかかりやすいのだそうで 何度も「運が良ければ」と言われていました。

祈りながら朝、部屋のテラスに出てみると、マッターホルンが赤く燃えている・・・!!朝焼けです。太陽が静かにマッターホルンを照らしていく様、本当に神のご来光という感じでした。
神様、宿っています。身震いしました。まさに「霊峰」です

6235
部屋からみたマッターホルンの朝焼け
出始めの赤はもっと濃く鮮やかでしたが画像をうっかり消してしまったようで・・・
思わず合掌して拝んでしまいました

6246

登山列車に乗りゴルナーグラート展望台へ。雲がほとんど無く、360度の大パノラマが広がっていました。こういう日は本当にラッキーなんだそうで、嬉しかったです。

6243 6244
登山列車終着のゴルナーグラート駅

ゴルナーグラート展望台のテラスでまったりとスイスワインを飲みながら 絶景を満喫。た~っぷり1時間半はいたと思います。

スティッチも 親子やぎが水を飲んでいるのを間近で見たり、望遠鏡を覗いてみたり、セントバーナード犬と一緒に記念撮影をしたり 忙しそうでした。

6236 6240
左)展望台 なんと階上はホテルになっています
右)1フランの望遠鏡から霊峰を臨む

6241 6245
スティッチ「あ、子ヤギのユキちゃんがいるよ!」

6238 6237
2匹のセントバーナード犬がいました
「あ、ヨーゼフ!」とスティッチ、ハイジの世界まんまです

スティッチと私はそのまま列車で下山、妹&友人は逆さマッターホルンを見るべく下りのハイキング。2時間ほどかかったのだそうです・・・
6239
逆さマッターホルンは、少しでも風がそよぐと湖面が揺れてしまうので
キレイに映るにはタイミングが難しいのだそうです

6242
スイスの国花、エーデルワイス 至るところに


→ スイス・アルプス三大名峰~その2 に続く


© Rakuten Group, Inc.